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【注意喚起】子どもの転落事故が再び発生 —— 柵やベランダの安全対策、今一度見直しを
2025.07.15
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こんにちは。暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、沖縄県で発生した幼児の転落事故をもとに、ご家庭や施設での「高所からの転落リスク」についてお伝えいたします。
市内の13階建てマンションの9階から、4歳の男の子が誤って転落し、命を落とすという悲しい出来事です。
警察の調べによると、ベランダには踏み台などは置かれておらず、男の子は自ら1.2メートルほどの柵をよじ登っていたとみられています。
子どもの身体能力や好奇心を考えると、「まさか登れないだろう」と思っていた高さも、実は十分登れてしまうという現実があります。
この事故を受け、消費者庁も注意喚起を行っています。
特に夏場は窓を開ける機会が多くなるため、ベランダや窓からの転落事故が増加傾向にあります。★今すぐできる対策★
施設やご家庭では、次のような安全対策が重要です⚠
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補助錠の設置:窓や網戸には、子どもの手の届かない位置に補助錠を取り付けましょう。
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登れるものを置かない:ベランダや窓付近にイスや鉢植え、収納ボックスなどを置くと、子どもの“踏み台”になります。
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柵の隙間・高さの確認:隙間は11cm以下、高さは1.1m以上が安全基準とされています(※日本の住宅・施設安全指針より)。
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日頃からの声かけ:「ここに登ったら危ないよ」と、繰り返し伝えることも予防につながります。
遊具点検から見える“共通の危険性”
当社は日々、公園や保育施設にある遊具の点検を行っていますが、実は今回のような事故に通じる「登れる・落ちる」リスクは、身近な生活空間にも数多く潜んでいます。
安全対策は、遊具だけでなく、家庭やマンション、商業施設など、あらゆる場所で必要です。
「うちは大丈夫」と思わずに、今一度、ご自宅や施設の環境を見直していただければと思います。子どもたちの命を守るために、点検と予防の意識を大切に。
私たちも引き続き、現場からの安全発信に努めてまいります!! -