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水筒を掛けたまま走らないで!子どもの転倒事故を防ぐためにできること
2025.07.30
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こんにちは。私たちは遊具の点検・修繕を通じて、子どもたちの安全を守る仕事をしています。
今日は、意外な日常の危険についてお伝えしたくて、この記事を書いています。
■転倒時の思いがけない事故
最近、子どもたちが肩から斜め掛けした水筒で腹部を強く打ち、大けがをする事故が複数報告されています。
特に、首や肩から斜めに掛けた水筒の前方に衝撃が加わると、十二指腸や脾臓などの内部臓器を損傷するケースがあるとのこと。
過去40年で少なくとも14件以上、5~11歳の子どもがこうした事故に遭い、手術や1か月以上の入院が必要なこともあったと報告されています。
■なぜこんなことが起こるのか?
大人と違って、子どもの腹部は筋肉が未発達で臓器が占める割合が大きいため、衝撃に弱い特性があります。
転倒時に水筒が前に滑り込むように当たると、臓器が背骨と水筒に挟まれて圧迫されてしまうのです。
医学文献にも、9歳の子どもが水筒で小腸が破裂し緊急手術を要した例や、7歳で膵臓・脾臓の重篤な損傷を負った例など、複数の深刻な事例が記録されています。
日本小児科学会や日本小児期外科系関連学会などの団体は、2023年8月に消費者庁とともに「子どもが水筒を持ち歩くときの転倒事故に注意!」と呼びかけました。
さらに、2024年6月には「要望書」をこども家庭庁に提出し、行政や学校などに注意喚起を求めています。
また、事故防止のために「水筒をリュックサックに入れる」「首や肩に掛けたまま走らない」「遊具で遊ぶときは水筒を置いておく」といった実践的な対策が提案されています。
■具体的にできる“日頃の約束”
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水筒はできるだけリュックに入れる。
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首や肩に掛けたまま走らない習慣をつける。
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遊びや運動の前には必ず水筒を外して置く。
特に「走るときは水筒を外そうね」という簡単なルールの徹底が、事故を防ぐ大きな一歩になります。
■親御さん・教育現場の皆さまへ
子どもたちは安全に敏感ではありません。だからこそ、大人が日ごろから繰り返し伝えることが大切です。
「うっかり」を防ぐための声かけやルール作りが、子どもの命を守る礎になります。
私たちも点検や修繕活動のなかで、こうした日常のリスクに気づくことが多いです。
遊具ばかりでなく身につけるものや持ち物にも注意を向ける習慣を、ぜひご家庭や施設で広げていただけたらと思います。
■最後に
熱中症対策のための水筒は、とても大切なアイテムですが、持ち方ひとつで思わぬ事故に繋がる危険性があることを慎重に伝えていきたいですね。
子どもたちが元気いっぱい遊ぶ姿。その笑顔を守るのは、私たち大人です。小さな約束が、命を守る大きな安全ネットになります。どうぞ、安全対策の一助となれば嬉しいです。
ケアマイスターでは遊具事故ゼロを目指し、
安心・安全な環境づくりを提供します。遊具の安全点検だけではなく修繕・新規設置も行っています!!
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まずは、お気軽にご相談ください。 -