元気な笑顔を守るために知っておきたい水筒の話

2025.09.16

こんにちは、ケアマイスターです。

私たちは遊具の点検・修繕を通じて、子どもたちの安全を守る仕事をしています。

今日は、ちょっと意外だけど知っておいてほしい、日常の危険についてお話ししたくてこの記事を書きました。

転倒時に起こる思わぬ事故

最近、子どもが肩から斜め掛けした水筒で腹を強く打ち、大けがをする事故が報告されています。

首や肩から斜めに掛けた水筒が、前に倒れたときに腹部に衝撃を与えると、内部の臓器を傷つけてしまうこともあるんです。

過去40年間で少なくとも14件、5~11歳の子どもがこうした事故に遭い、手術や長期入院が必要だった例もあります。

なぜこんな事故が起きるの?

子どもの腹部は、大人と比べて筋肉が未発達で臓器が占める割合が大きく、衝撃に弱いのが特徴です。

転倒時に水筒が前に滑り込むように当たると、臓器が背骨と水筒の間で圧迫されてしまうのです。

実際に、9歳の子どもが水筒で小腸破裂、7歳では膵臓や脾臓の損傷など、深刻な事例も報告されています。

日本小児科学会などの関係団体も、2023年8月に消費者庁と協力して「子どもが水筒を持ち歩くときの転倒事故に注意!」と呼びかけ、

さらに2024年6月にはこども家庭庁へ要望書を提出しています。

実践できる日頃の約束

■水筒はできるだけリュックに入れる

■首や肩に掛けたまま走らない

■遊びや運動の前には水筒を外して置く

特に「走るときは水筒を外す」という簡単なルールの徹底が、事故防止の大きな一歩になります。

子どもは安全に敏感ではありません。
だからこそ、大人が繰り返し声をかけることが大事です。

遊具の安全点検だけでなく、子どもが身につけるものや持ち物にも目を向ける習慣をつけると、思わぬ事故を防ぐことができます。

水筒は熱中症対策に欠かせない大切なアイテムですが、持ち方ひとつで思わぬ事故に繋がることがあります。
子どもたちの元気な笑顔を守るのは私たち大人です。小さな約束が、大きな安全ネットになることを忘れないでください。

ケアマイスターでは、遊具事故ゼロを目指し、安全な環境づくりを提供しています。
点検だけでなく修繕・新設も対応可能です。京都・滋賀・大阪・奈良、その他地域もご相談ください(^^)

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